ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第98章 胸のざわつき
「ちょっとすみません。ひなしんどいよな?」
「フリフリ……だ、大丈夫。」
藤堂「ひなちゃん少し疲れたね。休憩させてもらおうか。」
「だっ、大丈夫です。あの、それで、車とぶつかって、よくわかんないけどすごいおt…」
"キィィ"ィ"ーーー!!"
「お、音が…っ」
"ドッシャーーーン!!"
「して…ハァ」
警察「栗花落さん?無理に話さなくて良いですよ。」
工藤「すみません。ちょっと今日はもうこの辺で…」
警察「えぇ、もちろんです。 」
「そのあと…っ」
藤堂「ひなちゃん、もうお話終わりだよ。1回ゆっくり息吸ってみようか。」
「どうなっ…ハァハァ、たかな…ハァハァ」
「ひな?」
「ハァッ、ハァッ…」
「ひな一旦落ち着こう、な?こっち見て?俺の顔見て?」
「ハァハァ……わかんない…」
「うん、わかんないな。わかんなくなっちゃったな。」
「…ゎかんない…ハァハァ、もうわかんないよ…、ごじょうせんせっ…」
「よしよしよし。大丈夫だ、大丈夫だぞ。」
パニックに陥ったわたしは、五条先生に抱えられベッドへと移された。