ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第16章 複雑な思い
~1階ロビー~
宇髄「神崎、お疲れさん。また1人、無事退院したな。」
神崎「ありがとうございます。」
宇髄「五条どうした?なんか浮かない顔してるが。」
五条「すみません。さっき、病室で明里ちゃんのご両親と挨拶してる時、ひながじーっと見てたのが気になって。数日前からぼーっとして様子も変なので。」
と言ったところで、
プルルップルルッ…
と五条のスマホが鳴った。
五条「はい、五条です。」
冨岡「五条先生!!ひなちゃんがいなくなりました!!夏樹くんもいないんです!!」
五条「いない!?わかった。見つけたら連絡して。」
宇髄「どうした?」
五条「ひなと夏樹がいないってまこちゃんが。」
神崎「えぇ!?それはまずい。」
宇髄「一緒にどっか行ってる可能性が高い。夏樹が行くのは中庭か屋上だ。」
と、宇髄は中庭に、五条と神崎は屋上に向かった。