ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第100章 宇髄先生の治療
宇髄「ひなちゃん深呼吸してー。膣鏡入るよー…」
そして、宇髄先生が選んだ地獄はもちろん子宮を洗う方。
脚はベルトで固定され、腰までベルトで固定され、銀色の器具が膣の中に入ってくる。
宇髄「今、痛くないか?」
「……。」
ぼーっと天井を見つめるわたし。
膣鏡を入れられても微動だにしないのは、あれこれ思うエネルギーも尽き、いよいよ無の境地に入ってるから。
それに、どれだけ泣き叫ぼうと、この治療は痛みを我慢するしかないことを経験済み。
エネルギーの無駄遣いならしなくていい。
宇髄「そしたら、管入れていくな。今から痛いのちょっと我慢するぞ。力抜いてー…」
ビクッ…!!
い"っ……!!!
膣の奥に激痛が走る。
あまりの痛さに、反射で全身に力が入り、毛穴という毛穴から汗が吹き出す。
藤堂「ひなちゃん痛いね。痛いけどここ頑張ろうね。息止めないようにしよう。」
「ハァハァ……ハッ、……っ、ハァハァ…ハッ、ハッ……」
やばい、痛すぎて息の仕方がわからない。
叫んでも仕方ないからではなくて、痛すぎて声が出ない…。