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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第101章 ぶり返す古傷

-藤堂side-




_____翌日




宇髄「そうか、ついに祥子もか…。」



「はい。頷きも何もしなくって…、だんまりです。」




朝、ひなちゃんの回診を終え、その足で外科の医局に来た。



昨日は、あれから目を覚まさなかったひなちゃん。

朝一番で病室に行くと、




「ひなちゃん、おはよう。」



「……」



「身体どうかな。まだ怠い?」



「……」



「……ちょっとしんどいかな。そしたら、少し診させてね。」



「……」




起きてはいたけれど、ぼーっと天井を見つめたまま無反応。

しかも、それが俺だけでなく…


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