
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第104章 2度目の誕生日プレゼント
「五条先生!お疲れ様です。お仕事終わりですか?」
「あぁ、今日はもう上がったぞ。昼間は途中で悪かったな。ひなはまだ起きてたか。」
言いながら、五条先生は白衣を脱いで椅子に腰掛ける。
白衣の下はスクラブだけど、冬の間はその下に薄手の長袖を着ていることも多い。
そして、長袖の時は大抵腕まくりをしているから、
腕まくりした腕かっこいいな〜。
っていつも見てたんだけど、今日はスクラブだけ。
久しぶりにたくましい二の腕が露わになって、やっぱり全部見えるのもいいな…と、少しドキッとする。
「はい。藤堂先生の診察が早めに終わったので、眠たくなるまで起きてようと。」
「それでずっとスマホ触ってたのか?余計眠れなくなるぞ。夜は見ないようにしないと。」
「はーい。」
五条先生が来たから、暇潰しのスマホは用済み。
機嫌よく返事をして、わたしはスマホを棚に置いた。
すると…
