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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第104章 2度目の誕生日プレゼント



「これ………も、もしかして…っ。でもどうして…」




恐らく、いや、間違いなく。

この3つ並ぶダイヤモンドは、20才の誕生日に五条先生がプレゼントしてくれたブレスレットのもの。

あの大切なブレスレットは、事故で失くしたんだと思ってた。

目が覚めて、色々あって元気になって、手首につけてたブレスレットがどこにもないことに気づいたけれど、事故に遭った時に失くしたんだろうと。

そして、五条先生にはそのことを言えないでいた。




「実はな、事故の時に藤堂先生が拾ってくれてたんだ。」



「藤堂先生が…?」



「あぁ。ひなが倒れてた近くに落ちてたって、後で俺に渡してくれた。」



「そうだったんですね…。」



「チェーンは切れてたけど、さすが、ダイヤモンドは無傷でな。だから、それをペンダントトップにして、ネックレスに作り変えてもらった。」




そう言って、わたしの手からネックレスを取ると、五条先生は首につけてくれた。


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