ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第104章 2度目の誕生日プレゼント
「五条先生、ありがとうございます…。こんな素敵なプレゼント、今度こそ失くさないように大切にします…。本当に嬉しいです。グスン」
「気に入ってもらえてよかった。ひなが喜んでくれて俺も嬉しい。でも、涙はもう止められるか?誕生日なのに、俺いつもひなのこと泣かせちゃうな。」
「違うんです。うれしくて、幸せだから涙が出るんです…。」
「わかってるよ。ありがとう。でも、あんまり泣くと疲れてしんどくなっちゃうから。な?よし、じゃあそろそろ寝るか。」
そう言って、五条先生はネックレスを外してくれて、丁寧に箱の中へしまうと、
「おやすみ、ひな。寝るまでここにいるから、目閉じてごらん。」
おでこにおやすみのキスをして、眠りにつくまで優しく頭を撫でてくれた。