ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第105章 性活指導
ドキッ…
も、もし…かし……て……。
自分が触っているものが何モノかということに、徐々に脳が覚醒してくる中で気づいてしまった。
すると、
「ひな…?」
ビクッ…!!?
五条先生が起きてしまい、謎の棒を掴んで固まるわたし。
「ひな、お前、今何してた…?」
言われて、背筋どころか全身が凍りつく。
「ひな。今、お前何してる…?」
もう一度、今度は低い声で言われ、
「おい、起きてるだろ。返事しろ。」
「ハ、ハイッ…。」
裏返った声で返事をすると、五条先生に棒を握る手を掴まれ、五条先生がわたしの上に覆い被さり、
「ひなちゃん、どこ触ってたの?ん?」
と…。