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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第106章 すれ違い

-ひなのside-




_____5日後




コンコンコン___


「ひなちゃん、こんにちは。」



「失礼します…。」




大学が多忙を極める中、最近はずっと週1で病院に通っているわたし。

午前の講義が終わり、午後からの講義の合間で今日も藤堂先生のところに来た。


すると、




「うん?ひなちゃんどうしたの、元気ないね。悠仁と何かあった?」




わたしが椅子に座るなり、藤堂先生はそう言って、ドクターチェアごとわたしに近づく。




「…っ、いえ、何もないです。元気ですっ…。」




どうして五条先生と何かあったってバレたかな…。



実は、あれから五条先生となんとなく気まずくて…

LIMEのやり取りは本当に必要最小限だし、家でもほとんど話さず、なんとなくお互い距離を置いている感じ。

あれがあって五条先生が嫌いになったとか、決してそういうのじゃないけれど、少しだけ、五条先生にどう接していいのかわからなくなってしまっている。


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