ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第106章 すれ違い
_____その夜
「ひな。」
「はい。」
仕事を終えて家に帰り、ひなと夕食を食べ、それぞれで風呂に入り、ソファーでテレビを見ているひなに、
「アイス食うか?」
「え?アイス…?」
「うん、アイス。ひなの好きなやつ。」
と声をかけてみる。
「えっ、あっ、でも、もう歯磨いちゃったので…」
「そうか。…じゃあ、お茶飲むか?カモミールティー、はちみつ無しなら平気だろ。」
「はい、それなら…。」
ということで、ひなと俺も、2人分のお茶を淹れてひなの横に座った。