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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第16章 複雑な思い

-ひなのside-




ピピッ…



「36度6分。ひなちゃん、お熱下がったね!」




とまこちゃんが笑顔で言う。

そして五条先生も来て、




「気分どうだ?」
 


「もう大丈夫です。」



「聴診するぞ。」




といつもと同じ流れになった。



そういえば、熱でしんどかった間、五条先生凄く優しかった気がする。

でも、すっかりいつも通りの五条先生だな。

わたしが屋上行ったこと怒ってるかな?



と考えてると診察が終わり…




「屋上に行った理由は夏樹から聞いた。今回はもう怒らないけど、次行ったら許さんからな。」




要するに、めっちゃ怒ってるんだね…

でも、夏樹くんのおかげで最小限の怒りで済んだかな。

あ、そういえば夏樹くんは大丈夫だったのかな?




「夏樹くんは大丈夫ですか…?」




と聞くと、




「あぁ。夏樹はピンピンしてる。」




と言って私のカーテンと夏樹くんのカーテンが開けられた。


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