ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第16章 複雑な思い
「ひなの…!もう元気になったのか?ごめんな、俺のせいで…。」
ピンピンしてるけどすごいしょんぼりしてるじゃん…
「ううん。久しぶりに外の空気吸えて、すごく嬉しかった。ありがとう、連れて行ってくれて。」
「お、おぅ//」
宇髄「こら。照れてる場合か!ひなちゃん大変だったんだ。」
夏樹「それはわかってるよ…。ひなの、昨日と一昨日は夜中なんかずっと唸ってたもん。よくわかんない言葉とか言ってたしな。前から思ってたけど、ひなのって外国人なのか?日本語ちょっと変な時あるしな。」
「え…?」
日本語変って言うのは…、あの人に言われたことある。
変な日本語しゃべるなって、昔はよく言われてた…。
宇髄「ひなちゃんは外国人じゃない。ったく、お前はいつも余計なこと言うな。」
夏樹「思ったこと言っただけだし…。」
「日本語、変だよね…。学校行ってないから、上手じゃないのかな…。」
夏樹「ひなの学校行ってないのか?なんでだ?楽しいぞ!」
宇髄「夏樹!もうお前はちょっと黙っとけ!」
と言って、宇髄先生はシャッとカーテンを閉めてこっちへ来た。
宇髄「ごめんな、ひなちゃん。気にしなくていいからな。」
また気にするなって…。
気にはしてないけど、そう言われると気になるよ…。
「昔、あの人にも言われたことがあります…。ちゃんと日本語しゃべれって。それに、わたし死んだ両親のことも知らないから、本当は夏樹くんが言うように外国人なのかも。言われてみれば、自分が何者かよく知らないです。」
なんか、思ってることをすごく正直に話しすぎた気がする。
五条「変じゃないし、お前は栗花落ひなのだ。何人かなんてどうでもいいと思うが一応言っとくと日本人だ。」