ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第107章 初めての…
「…いたぃ……」
消え入るような声で、でも、五条先生の目はちゃんと見つめて答える。
すると、
「ありがとう。ごめんな、痛いな。今な、1、2cm入ってるんだ。もう少し進めたらカリの…先の部分が全部入るけど、そこまでもうちょっと続けてみるか?これ以上は怖かったら、もちろんここまでにしてもいいぞ。」
…怖くないといえば、嘘になる。
でも、治療なんかに比べれば全然平気なくらいの痛みだし、五条先生とやっとひとつになろうとしているのを、こんなすぐにやめたくない。
だから、
「…やめたくなぃ…。」
正直な気持ちだけを切り取って伝えると、
「ん、わかった。」
五条先生は少し目を細めて優しい顔をして。
何度か一緒に深呼吸をしてくれて、痛みと緊張が落ち着く時間を十分にくれて、
「痛くなったら止めるから、次もちゃんと教えてな。いくぞ…?」
再び、五条先生のペニスがゆっくりと中に進み始めた。