ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第111章 ポリクリ
〜医局セミナー室〜
先生「えー、この場合に処方すべき薬を…じゃあ、工藤くん。」
夏樹「はい。ロキソミンと併せてレバミピド、それから…」
先生「ちょっと待った。もう1回言って。」
夏樹「はい。えっと、ロキソミンとレバ…」
先生「違う。ロキソミンは商品名だろ?一般名で答える!昨日も同じこと言ったぞ。」
夏樹「あっ、す、すみません!ロ、ロキソプロフェンです!」
今日の午前中はクルズスと呼ばれる講義を受けている。
夏樹が当てられ先生に怒られるのを、傑とこっそり目を合わせて笑っていると、
コンコンコン___
ガチャッ___
藤堂「失礼します。」
なぜか藤堂先生が部屋に入って来た。