ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第115章 お見送り
カフェを出て、少し歩いて移動して、
「いいか?何かあったら、藤堂先生や先生方にちゃんと頼るんだぞ。夏樹でも傑でもいいから、わかったか?」
「はい。わかってます。」
「時差があるけど、連絡は毎日するからな。」
「わたしも毎日します。」
「実習、頑張るんだぞ。神崎先生や医局長からたくさん学びなさい。」
「はい。」
「それと…、ちゃんと飯食ってちゃんと寝て、薬もちゃんと飲んで、少しでも調子が悪いと思ったらすぐに藤堂先生か誰でもいいから…」
「もう、五条先生。それは何度も聞きました。笑」
カフェでお茶をしている間は、他愛のない話をしてたのに。
いよいよ保安検査場の前まで来て、医者か保護者かになる五条先生。