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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第18章 悪夢のような恐怖

-ひなのside-




ふぅ、スッキリ。



トイレから出て部屋に戻ろうと思ったら、まこちゃんの声が聞こえたからか、なんとなくナースステーションの方が気になった。



…まぁ、いっか。部屋戻ろう。



と一度は思ったものの、なんかすごく嫌な予感がして、



…やっぱり少し見てみよう。



と身体の向きをくるりと変え、ナースステーションの方へ。



すると…



な、んで……?



見覚えのある後ろ姿。

見たこともないスーツを着てるけど、どんなに着飾ったってわたしにはわかる。

あの人が、今、目の前にいるって。



夢…?

わたしまた悪い夢見てる…?



そう思って腕をつねってみるけど痛いに決まってる。



嘘でしょ…

なんでいるの……

捕まったんじゃなかったの……



一眼見るだけでいろんな恐怖が蘇ってくる。

部屋に戻ろう。隠れよう。

そう思うのに、つま先から頭の先までガクガク震えてその場から動けない。



どうしよう…



と瞬きも息すらもできずにいると、


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