ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第119章 生理
「ひなちゃん、今吐き気はするかな?」
「フリフリ…」
「吐き気はしない?そしたら、吐き気止めはちゃんと効いてるからね。痛み止めももう少ししたらまた入れるからな。祥子と藤堂先生がじきに来るから、2人が来たら処置しようか。」
「ぅぅっ…グスン、いたぃ……っ…、もう痛…っ、痛いっ、ハァ、ハァ、っ、ハァハァ、ハッ、ハッ」
「うん、つらいな、よしよし。ひなちゃん息吐くよ。ハァー、ハァー…」
「ハッ、ハッ、ハァッ、ハァ、ハァ…」
「そうそう、上手上手。ながーく息吐きながら力抜くよ。」
「ハァ、ハァ…、ハァ…っ、んっ……、ゔっ…ハッ、ハッ」
「ひなちゃん手先生と握っとこうか。ハァー、ハァー…、力抜いてー…」
「ハァ、ハァ…」
「うん。身体疲れちゃうから、痛くなったら息吐くようにしような。」
「ハァ、ハァ……グスン」
俺はひなちゃんの手を握り、腰を撫で、時折頬も拭いながら、ひなちゃんにひたすら寄り添った。