
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第120章 大嫌いな言葉
「ぇっ…。」
藤堂「悠仁がいない間、頼っていいよ、甘えていいよって言ってたのに、ひなちゃんは一生懸命頑張っちゃうから。知らず知らずのうちにストレスが溜まったんだよ。」
神崎「そういうことでさ。ひなちゃん、ちょっと休憩しよっか。予定より少し早いけど、五条先生に会いに行っておいで。」
「………………ッ、ぅ、ぅっ…」
堰を切ったように涙が溢れ返る。
"五条先生"
涙だけじゃない。
久しぶりにその存在を感じて、いろんなものが全部ブワッと。
藤堂「ずっと悠仁がいたもんね。さみしくなって当然なんだよ。頑張るひなちゃんもえらいけど、休むひなちゃんもえらいからね。」
「ぅぅ…ヒック、うっ……ヒック……ヒック…………」
