テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第129章 特報



「研修医時代は、"栗花落先生"って呼んでくれてたじゃないですか…。」




ある時黒柱たちに聞くと、




藤堂「そりゃあ、あの時は間違いなく栗花落先生だったし、建前上ね。医者は医者でもひよっこだったから、栗花落先生で通しておくべきだったでしょ?あ、ひよっこなら別にひな先生でもよかったのか。雛鳥のひな先生。」



「と、藤堂先生…。」



工藤「でも、もしひな先生って呼んでたら、それはそれでひなちゃん嫌がっただろうし。俺たちがひなちゃんを昔から知ってるのも、他の研修医や先生には知られたくないみたいだからな。」



「そりゃそうですよ。黒柱と親しいなんて思われたら目立つじゃないですか。先生方は憧れの存在なんですから、もう少しその辺りの自覚を持ってください…。」



神崎「ずっとひなちゃんって呼んできから、そっちのがシンプルに言いやすいんだよね。カルテに栗花落って書かれてあると、未だに一瞬"ん?"となるよ。というか、結婚してすぐの頃に"五条先生"って呼んでみたけど、ひなちゃん気付かず無反応だったからね。笑」




ということだった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ