 
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第129章 特報
〜五条家〜
ガチャッ___
「おかえり。遅かったな。」
「あれ?ごじょ……悠仁さん。帰ってたんですか?」
「ああ。LIMEしただろ。」
「全然見てませんでした。」
「ったく、ひなはいつも…。なんかあったのか?」
「カンファの後、すぐ帰るつもりが救急に呼ばれて。」
「んぁ?なんで他のやつ呼ばないんだよ。研修医でもよかっただろ。」
「ちょうどわたししかいなかったんです。悠仁さんもオペ入ってたし、だから先に帰ってるとは…。」
「ひなが今日は早いと思って、オペぶっ飛ばしたから。」
「オペはぶっ飛ばしてするものじゃないでしょ…。」
「そんなことより疲れてないか?」
「疲れたけど大丈夫です。あっ、もしかしてごはん待っててくれましたか?」
「いや……、ひなを待ってた。」
ぎゅっ…
「んふっ、ちょっ…」
ちゅっ…
「んっ…」
家では、悠仁さんの愛で窒息しそうになりながら。
兎にも角にも、公私共に幸せな毎日を送っている。
 
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