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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第131章 妊娠



「ただ、やっぱり産んで母乳をあげることはひなにしかできないことで、それが何よりも大変だから。ひなに負担をかけることになるけど、ひなはどうだ?」



「それでも、望めるのなら、わたしは五条先生との赤ちゃんを産んで、子どもがいる人生を歩みたいです。ただ、子どもを産むなら1人だけ、30までに産みたいです。自分の身体と仕事のキャリアを考えると、それがベストで、それ以外は現実的に厳しいかなと思います。授かり物なので、思うようにいくかわかりませんが。」



「そしたら、研修医が終わってひなは26だ。専攻医としても最初は仕事を頑張りたいだろうから、28。ひなが28歳になったら、そこから1年間だけ子どもを作ろう。できてもできなくても1年間。ひなが言ってくれた授かり物というのも、本当に授かり物ならこの1年で俺たちのところに来てくれるだろう。ただ、もし1年でできなくて、お互いにもう少し頑張りたいと思ったら、その時はまた話し合って頑張ってみてもいい。そうしないか?」



「はい。そうします。」



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