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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第131章 妊娠



「今は大事な時期だから、調子が良くても無理するな。仕事も休んだらいいし、ひなとこの子の身体第一に過ごせ。な?」




悠仁さんがわたしのお腹に手を重ねる。




「仕事はできる限りしたいと思ってるんですけど…」



「するなとは言わんが、昨日みたいな日に働くのはダメだ。また倒れてお腹の子に何かあったらどうするんだ。」



「ごめんなさい…。」



「ひなは無理する癖があるから、昔っから、いつまでも直らんそういうのをこれを機に直しなさい。」



「昔っからって…。でも、無事に生まれてきて欲しいので、気を付けます。本当。」



「ん。」




悠仁さんの手がお腹から離れ、わたしのおでこにひとつキスをする。


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