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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第19章 夢と過去の記憶

-五条side-




今…なんて……?



ひなの目からは涙が流れ落ちた。

あの時と一緒。

部屋で暴れた時と、同じ目と顔してる。




「…死なせるわけないだろ。お前は生きるんだ。」



「生きてても…、もう意味ないから…。痛い、苦しい、つらい。やっぱりあの人から逃げるなんて無理だった。ボロボロになって、みんなに迷惑かけて、ここにいてもわたしは邪魔者になる。また傷も増やしちゃった…、顔にだって傷つけて…。もういらない、こんなわたしもういらない……」


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