ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第132章 つわり
「ぅっ…」
宇髄「吐きそう?」
「コク…」
宇髄「ん、吐いちゃっていいよ。ごめんな、我慢させてたな。」
「オェッ…」
途中、診察を何度か中断しながら、ひなに合わせて診てくれた宇髄先生。
「グスッ…、グスッ…」
診察が終わると、ひなは静かに泣き出して、
宇髄「辛かったね、ひなちゃん。よくここまで耐えたな。つわりしんどいのもう我慢しなくていいよ。赤ちゃん元気だからね。楽になるまで入院して、お母さんの身体元気にしてあげような。」
「ぅっ……、グスッ、ぅぅっ…」
宇髄先生の言葉に、溜まっていたものを全部吐き出すように、今度は嗚咽を漏らして泣き出した。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える