ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第137章 波紋のざわめき
そして、陣痛が9分、8分、7分間隔になり始めたとき、
宇髄「力抜いててよー。」
「…っ」
宇髄「ひなちゃん、ちょっとごめん。痛いかも。」
「……っ、んづ」
宇髄先生に内診をしてもらうと、
宇髄「ん~…。陣痛の進みの割りに子宮口が硬いな。」
「えっ?」
宇髄「3cmから開いてない、というか開きそうな気配がない。可哀想だけど、ちょっと刺激するな。」
ということで、
「いっ……たい"!!痛い痛い……っ!!」
ここへきてまさかの内診グリグリ。
「ひな…頑張れ…」
宇髄「ごめんな、痛いよな。俺の手も痛いくらいだからな。」
「むりっ……いだっ、やめっ、もう嫌だ…っ、ほんとにやめて…っ、痛いっ!!」
悠仁さんの手も腕も握りしめて叫びながら、この前より何倍も痛い処置に耐える。
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