ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第138章 淀み
「宇髄先生?」
宇髄「ん?」
「あとどのくらいで産まれますか?」
宇髄「ん~、そうだな~……」
部屋の時計はもう23時。
病院に来たのがまだ午前中のうちだったから、なんだかんだ丸半日。
聞かれて困る質問だとわかりつつ、いざとなると聞いてしまう。
宇髄「朝には産まれてくれたらと思うけど、どうだろうな。」
「母さん、今のうちに一旦帰るか?ひなも落ち着いてるし、まだ時間かかるだろうから、風呂入って休んだら?」
五母「そうねえ、でもひなちゃん大丈夫?」
「はい。悠仁さんもいてくれてますし、麻酔が効いて眠れそうなくらいなので。」
五母「そう?そしたら一度帰ろうかしら。でも、少し休んでまた来るからね。」
「はい、ありがとうございます。」
「何かあったら連絡するから。送ろうか?」
五母「いいわよ。大丈夫だから、あなたはひなちゃんといてあげなさい。」
と、まだまだ時間はかかりそうなので、お母さんは一度帰宅。
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