ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第138章 淀み
そうこうしていると、いつの間にか朝を迎え、
五母「ひなちゃん…」
「はぁ、はぁっ、お母さんっっっ…ぅっ、グスッ、グスッ」
お母さんが来てくれて、ポロポロポロポロ大粒の涙。
五条「ひな麻酔がダメになって……陣痛は促進剤で強くなってるのに、子宮口がなかなか開かないんだ…。もう4、5時間この状態で…」
「4、5時間?赤ちゃんは?」
「それが赤ん坊は元気だから、麻酔のこともあるし帝王切開はギリギリまで様子みようって。長引きそうなんで早く出したいけど、ひなもなんとか頑張りたいって…。」
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