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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第21章 臆病なひなの

-五条side-




オペ終わり、シャワーを浴びて着替えてるとこに、更衣室の外から声が聞こえる。




「五条先生!すみません!ひなちゃんがいなくなりました!!」




まこちゃんか?

ひながいなくなった?




「なんで…」




白衣に袖を通しながら急いで更衣室を出た。




「あ!五条先生!!すみません!どこ探してもいなくて、神崎先生も探してくれてるんですけど小児のフロアにはいないみたいで。」



「屋上は?」



「こんな土砂降りの中ですか!?」




ん?土砂降り?

ずっとオペ室に入ってて外の様子を知らないけど…




「外、雨なのか?」



「えぇ。ゲリラなのかすごい雨で雷もずっとゴロゴロ。たまにドーンって落ちた音もしてますよ!」




もしかして…




「…まこちゃん、ひな部屋にいない?」



「え?」



「部屋の中よく探した?」



「そういえば、扉開けてパッと見たらベッドにひなちゃんいなくて、それからすぐトイレに見に行って…。」



「…小児に戻る。」




と言って、急いでエレベーターに乗りひなの部屋に向かった。


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