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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第25章 退院

-ひなのside-




あ〜、おいしかった!



結局、わたしはピザ2ピースとポテトとナゲットを少し食べて、残りは全部五条先生が食べた。

食べ終わってお腹いっぱいになって、ふぅ〜っと一息ついてると、




「ほら、薬飲みなさい。」




と五条先生が目の前に水と薬とゼリーを置く。



あぁ、おいしいもの食べたあとに薬を飲まなきゃいけないなんて…



テンションが少し下がって渋々薬を飲んだ。




「いいか?ここにいつも薬入れて掛けとくから、朝、昼、晩、忘れず飲むんだぞ。今日みたいに俺と食事できないこともあるから、ちゃんと自分で飲むように。ゼリーは冷蔵庫に入れとくから。それと、学校ある時は持って行くのも忘れないようにするんだぞ。」




五条先生は、月曜から日曜まで、朝昼晩寝る前に飲む薬を分けて入れられる、ポケットが付いたお薬カレンダーを用意してくれて、それをダイニングの棚にかけていつも見えるようにしてくれた。

病院では先生やまこちゃんが管理してくれてたけど、これからは自分で薬も忘れず飲まないといけない。

頭がパンクしそうだけど、




「はい、わかりました。頑張ります。」


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