ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第31章 夏樹くんのお土産
「ひな。」
「ハイ。」
「お前は何も、なーんにも見てない。な?見てないよな?」
「…見て、ない。」
「そうだ。ひなは変なもんなんて何も見てない。だな?」
五条先生の瞳の奥がキラッと。
「…コクッ」
「…よし。夏樹のお土産、好きなの選べ。」
と五条先生から解放されてテーブルを見ると、気のせいかさっきみたものはなくなってた。
「五条先生、どれでもいいの?」
「あぁ。これならどれでもいいぞ。」
「う〜んと、じゃあパイナップルケーキにする!!夏樹くん、ありがとう!」
夏樹「お、おう//」
藤堂「次はまこちゃん選びなよ。レディーファーストでどうぞ。」
冨岡「じゃあ、わたし紅芋タルトにします!夏樹くんありがとう!」
夏樹「お、おう//」
工藤「なに鼻の下伸ばしてんだ!ったく。よし、あとは俺らでいただいとくから、夏樹はもう帰れ。ひなちゃん疲れるから。」
夏樹「え〜もう?」
宇髄「もうって、1時間くらい経ってるぞ。」
夏樹「そんな経ってんのか。仕方ないな。じゃあ、ひなの、またLIMEするな!!早く元気になれよ!」
「うん!またね!」
と夏樹くんは帰って行き、先生たちもお菓子を持って医局に戻って行った。