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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第32章 初潮



「なんとなくわかったか?難しかったか?」



「大丈夫です。トイレ行った時、パンツに血がついてるの見てすごく怖かった…。お腹も痛かったし、病気だったらどうしようって思ってたから、病気じゃなくてよかったです。」



「…ん?ひな、トイレ行った時に血出てたのわかってたのか…?」




…あ、やばい。

しまった、これは…




「あ、いや、血じゃなかったかも…?あれ〜?That’s weird(おかしいな)...」



「血じゃなかったらなんなんだ?Did you pee your pants(おしっこでも漏らしたのか)?」



「なっ、なんてことを言うんですか…」



「はぁ〜…ったくお前は本当に…、なぜそういうことをちゃんとすぐに言わないんだ!!今朝は具合も悪かったし何かあったらすぐ呼べってわざわざ言っただろ!!」




ですよね…

もう自分で話した瞬間怒られると思ってました…




「ごめんなさい…」



「そうやって、自分でおかしいと思った時にすぐに言わないからいつも大変な思いするんだぞ!今日の生理も、ちゃんとひなが気づいた時にすぐ言ってればあんな痛い思いすることもなかったんだ!!」



「え?そうなの?」



「そうなの?じゃない!いつもすぐにナースコールをしなさいと言っとるだろが!!何回言わせる!!」




あー、怖い…

何が柱だよ…

鬼だよ、鬼…

ツノ見えるもん。




「ごめんなさい…」


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