ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第32章 初潮
「ひな、お腹痛くってきたのか?」
「What!?」
なんでわかった…
そんなに顔に出てたのかな?
「そうなんだな。」
「なんで…」
「見てれば何となくわかる。薬も切れる頃だし。それと、お前は焦るとよく英語が出てくるからわかりやすい。って、さっきまでの話を忘れたのか!お腹痛いなら早く自分から言え!」
「はい…。少し痛いです…。」
はぁ。もう怒られてしかない。
なんでこうなるの…
「生理は病気じゃないけど絶対に無理しちゃいけない。なるべくリラックスして心身ともにゆっくりしないといけないんだ。だから本当は今だって怒りたくないのにだな…。」
「す、すみません…」
「生理が来て3日目くらいまでは生理痛があって辛いと思う。そんなのがこれから毎月あるんだ。ちゃんと痛み止めの薬も出すから、無理せず必ず言うんだぞ?」
「はい…」
この後、五条先生がさっそく鎮痛剤をくれて、それを飲んでから眠りについた。