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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第33章 新しい主治医



トントン…



「ひなちゃーん。」




んん……、ん?



藤堂先生に起こされて目を開けると、なぜか五条先生もいる。




「五条先生、なんでいるんですか?」



「なんでって、倒れたって言うから様子見に来たんだ。」




って、なんか様子見に来たと言いいながら顔が怖いんですが…
 



「怒って…る?」



「ということは、何もわかっとらんな…」




な、なんの話…?

なんかめっちゃ怖い。

本当になんで突然そんな怒ってるの?

まぁ鬼レベルはまだ1だけど…




「なんで採血の時に最初からベッドでしてもらわなかった?」



「え?なんでって、椅子に案内されたので…」



「バカか!いつもお前は横になって採血してるだろ!寝たまましても気分悪くなりやすいのにだな。高校生になったんだから自分でベッドでしてくださいって言いなさい!」




えっ!?何それ!!




「そ、そんな理由でいつも寝たままって知らなかったです。内科に来たら座ってするものなのかと…」



「前に言ったことあるだろ?また聞いてなかったのか。」



「たぶん、聞いてませんでした…」



「はぁ…」



「ごめんなさい。」



「まぁまぁ笑。ひなちゃんも知らなかったなら仕方ない。でも、今わかったからこれからは大丈夫だね。忘れないようにね!」




藤堂先生、ありがとうございます。

主治医が藤堂先生になってよかったかも…



それから、検査の結果を五条先生も一緒に聞いて、今月も問題はないとのこと。

藤堂先生も五条先生もこれからお昼のようで、一緒に病院の食堂で食べることになった。


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