ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第35章 メロンパン
_____1ヶ月後
「ひな、中間テストの成績良かったな。」
今日は五条先生の帰りが早かったので、夜ごはんを一緒に食べて、お風呂に入った後も一緒にソファーでテレビを見てた。
そんな時、突然五条先生に言われた。
「え!なんで五条先生がわたしの成績知ってるんですか!!」
2週間前、高等部に上がって初めての定期テストがあった。
そのテストの結果は、五条先生に見せないつもりもなかったけど、親ではないし見せるものなのかよくわかんなくて1つも見せてない。
「聞いた。」
「誰に!?」
「夏樹。」
「えぇ!?」
なんで夏樹くん教えるのよ!
ということは工藤先生も知ってる?
ってか、なんで夏樹くんもわたしの成績なんか知ってんの!?
「なんでそんな情報が漏れ出てるんですか…。個人情報の漏洩だと思うんです…。」
「は?高等部の生徒の成績は開示されてる情報だぞ?ノワールの関係者は全員見れる。」
…は?どういうこと?
「どういうことですか?」
「ノワールの高等部は、成績上位5人までなら推薦でノワール国際医科大学に入れるだろ?」