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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第34章 健康診断



家について、そういえば五条先生があんまり怒ってないなと不思議に思って、




「あの、五条先生、ごめんなさい…。また採血で倒れて…」




と自分から謝ると、




「ひな、何か隠してることあるだろ。」




え?隠してるって…?




「何もないですけど…」



「生理になってるだろ?なんで言わなかった。」




あ…




「そういえば、体操服に着替える前にトイレ行ったらなってました。」



「生理が来たらちゃんと言うように言っただろ?それでさっき吐くほど気分悪くなったんだ。痛いとこはないのか?」




あれ…、生理来たらすぐに五条先生に伝えるって約束忘れてたのにそんな怒ってない。

それより、心配してくれてるみたい。




「はい、今はそんなに痛くないです。」



「そうか。これから痛くなるかもしれないから、着替えて鎮痛剤も飲んどいて、今日はゆっくりしときなさい。」




五条先生に言われた通り、着替えて鎮痛剤を飲んで、部屋のソファーで本を読みながらのんびり過ごした。



そして、早めに鎮痛剤を飲んだおかげか、少し身体がだるいなくらいで、今回の生理は特にお腹が痛くなったりすることもなく過ごせた。


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