ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第41章 勉強会
「五条先生、お待ちしておりました。お荷物はこちらでお預かりいたします。」
旅館の中に入ると、早速仲居さんが出迎えてくれた。
毎年来てるから名前も覚えられてるみたい。
「お世話になります。よろしくお願いします。」
と五条先生が荷物を渡して何やら受付してる。
「すみません。女性用の浴衣なのですが、140cmくらいの子供用はありますか?背が低くて。」
「えぇ、ございますよ。お嬢様の浴衣ですね。お部屋にご用意しておきます。」
わたしは子供用か…
でも、お嬢様なんて言われちゃった。
それだけでテンション上がる!
受付を済ませると、五条先生がスーツに着替えると言うので今日泊まる部屋に行った。
うわぉ。すごい。
お部屋は広々とした畳のお部屋になっていて、窓からは山と川が見えている。
テーブルの上にはお菓子も置いてあった。
「五条先生、これ食べてもいいですか?」
「今はダメだ。後にしろ。それは温泉に入る前に食べるもんだ。」
と言われてお菓子は我慢。