ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第42章 お楽しみの温泉タイム
「まこちゃんと一緒だったのか。心配したぞ。」
出たところではすでに五条先生が待っていた。
「ごめんなさい。ちょっと時間を忘れて、温泉に8分ほど浸かってしまって…。」
と言うと五条先生の表情が一気に変わる。
「倒れたのか?」
「いえ、倒れてはないです。」
冨岡「すみません、五条先生。私がひなちゃんに話し過ぎてしまったんです。でも、ひなちゃんが自分でちゃんと気づきましたし、ゆっくり腰掛けながら温泉から出て、シャワーで身体も十分に流させました。上がってからも特にフラつきなどの症状は見られません。」
と、まこちゃんがわたしが怒られないように看護師の顔して五条先生に説明してくれて、それを聞いた五条先生も表情が優しい五条先生に戻った。
「そうか。まこちゃんありがとう。帯まで結んでくれたんだな。」
冨岡「いえ。それでは、私は一度部屋に戻りますね!また後ほど。」