ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第42章 お楽しみの温泉タイム
「5分しか浸かったらいけないって!8分経っちゃった!」
と慌てて温泉から出ようとすると、
「あ、ひなちゃん待って!!」
なぜかまこちゃんに止められて、
「ゆっくり上がらないと倒れちゃうから。とりあえず、そこの石のとこに腰掛けてみて。」
とまこちゃんに言われた通り、ゆっくりと立ち上がってお風呂の縁に腰掛けた。
「どう?大丈夫そうかな?フラフラしない?」
「はい、今のところ。」
「そしたら、またゆっくり立ってお風呂出ようか。」
とまこちゃんも一緒に上がってくれた。
浴衣に着替えて、まこちゃんが帯を結んでくれて、髪を乾かして、そのままお団子結びまで。
「ひなちゃん、大丈夫?のぼせてない?」
結局、まこちゃんがずっとついてくれて一緒に浴場を出た。