ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第44章 まさかの朝とまさかの進路
「ははっ。冗談だ。でもほら、医者になったら俺と一緒に働けるぞ?ずっと一緒にいられるだろ?」
「あ、たしかに。それはそうですね!」
って、単細胞か…
相変わらずどこか抜けてて、ほどよくおバカだな。
「五条先生も他の先生たちも、お医者さんってみんなかっこいい。病気を治して人を笑顔にできる、先生たちみたいな大人になりたいなとは思うんです。わたしもお医者さんみたいな、そんな素敵な仕事ができたらいいなと思います。」
「うん、なら決まりだな。」
「えっ?き、決まり?」
「決まっただろ。ひなは医者目指せ。勉強はよくできてるから、このまま頑張ってノワール医大の推薦狙えばいい。」
「わ、わかりました。」