ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第46章 宇髄先生の検査
_____翌朝
コンコンコン___
「ひなちゃん、おはよう!」
「まこちゃん、久しぶり…」
とても気持ちがブルーな朝に、まこちゃんの熱量はいつもの倍に感じる。
「ごはんは残しちゃったか。」
と残ったご飯を見てまこちゃんがメモを取る。
「そしたら、体温お願いね。血圧も測るね。」
と入院中のいつも通りの朝。
コンコンコン___
「ひなちゃん、おはよう。」
やって来たのは藤堂先生。
朝から素敵な笑顔のキラキラ王子様。
「おはようございます…」
「食欲はやっぱり落ちてるか。まこちゃん、体温と血圧は?」
「体温は36度7分。血圧は102/68です。」
「うん、ありがとう。ちょっと体温高いね。ひなちゃん、聴診するから前開けてね。」
とパジャマのボタンを外して前を開けて深呼吸。
「うん、いいよ。胸の音は大丈夫だからね。」
胸の音、は…。
「今日は10時半ごろから、宇髄先生にお腹を詳しく診てもらうよ。また呼びに来るから、それまで少しゆっくりしててね。」
「はい…」
宇髄先生の検査ってことは、もしかしたらまた手術になるかもしれないよね。
はぁ…
本当にやだ…
検査行きたくない…