ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第46章 宇髄先生の検査
なんて思ってても…
嫌なことが待ってる時ほど時間が経つのはあっという間。
藤堂先生と宇髄先生と、五条先生も一緒に迎えに来て、連れて来られたのは産婦人科の処置室。
またここか…
宇髄「そしたらひなちゃん。前と同じように、パンツ脱いでベッドに座って待っててな。」
五条先生がワンピースタイプのパジャマを用意したのはこのためだったんだね…
こうなることわかってたんだ。
「お腹を診るのにパンツは脱がないとダメですか…?」
宇髄「うん。ごめんな、また中からも検査するからな。」
ここに来たもん、やっぱりそうだよね。
中からってことは、またあの格好になるのか。
今日は五条先生もいるのに…
「はい…」
そう言われれば仕方ない。
大人しくパンツを脱いでベッドに座り、今日はタオルをすっぽり頭まで掛けた。
というより、頭から被った。
宇髄「ひなちゃん準備できた?」
「はい。」
宇髄「カーテン開けるなー?…って、ひなちゃん?」
カーテンを開けて、頭からすっぽりとタオルに隠れるわたしを見て、たぶんみんなびっくりしてる。
藤堂「ひ、ひなちゃん。せめて顔は出そうか。笑」
「やりたくなくて…」
五条「早く顔を出しなさい。」
…あ。
五条先生にタオルをめくられてしまった。