ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第47章 未知の治療
そして、15時。
約束の時間になって、迎えに来た宇髄先生と一緒に産婦人科の処置室へ向かった。
「ひなちゃん、そしたら検査の時と同じように、またパンツ脱いで座って待っててくれるかな。」
「はい…。」
宇髄先生にカーテンを閉めてもらったら、パンツを脱いでタオルをお腹までしっかりかけて椅子に座った。
「ひなちゃん準備できた?カーテン開けてもいいか?」
「は、はい…。」
と返事をして、宇髄先生がカーテンを開けると、さっきまでいなかった蓮先生が。
「え?蓮先生…?」
蓮「こんにちは。今日はひなのちゃん初めての治療だから、宇髄先生と一緒に入らせてもらうね。」
蓮先生までいるなんて、わたしそんなに悪いの?
それとも、そんなに大変な治療なの…?
と考えてるうちに、
宇髄「ひなちゃん、そしたらベッド動かすからね。しっかり掴まっててな。」
と椅子が動き出して、もちろんあの格好に…。
開いた脚の間からは、宇髄先生がパチパチと手袋をする音が聞こえてくる。
怖い…もう家に帰りたいよ…。
病室でいいから帰りたい…。
タオルを握りしめながらそう思ってると、どんどん身体も震えてきて、
蓮「ひなのちゃん、脚震えちゃってるから深呼吸しようか。大丈夫大丈夫。」
と蓮先生が脚をさすってくれる。