ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第48章 感度は抜群
コンコンコン___
ご飯を食べて、まこちゃんにいつも通り体温と血圧を測ってもらったら、藤堂先生が回診に来た。
「ひなちゃん、おはよう。」
「おはようございます。」
「少し食欲戻った?今朝は昨日より食べられてるね。そしたら聴診するね。」
「はい。」
とボタンを開けて聴診してもらう。
確かに今朝も残しちゃったけど、昨日までより食べれたかも。
治療のおかげかな?
あれ、でもそういえばお腹の張りがまだ治ってない気がする。
少し楽になった感じもするけど…
「…なちゃん、ひなちゃん。」
「え、あ、はい!」
「大丈夫?考え事してた?」
「い、いえ。大丈夫です…。」
「どうしたの?気になることあるならちゃんと教えて?お約束でしょ?」
うぅ…、そう言われると…。
「あの…、昨日治療してもらったのに、その、まだお腹が少し張ってる感じがして…」
「うん。今からその話をしようとしてたんだよ。やっぱりぼーっとしてたでしょ。笑」
え?もうなんか話してた?
と思ったら、確かにまこちゃんの姿がなくなってるし、いつの間にか宇髄先生がいるし…、
やっぱりわたしがぼーっとしてたみたい。