ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第49章 治療2日目
藤堂「ひなちゃん息止めないで。痛いの最初だけだからね。もうちょっと頑張ろう。」
「…ハァハァ…無理……、痛い…っ……ハァハァ………」
宇髄「ごめんな、今が1番痛いところだと思うんだ。全部入ったら後は気持ちよくしてやるからここだけ我慢してな。」
気持ちよく…?
宇髄先生なに言ってんの。
こんなのなんにも気持ちよくないよ…
と思ったら、ググッと奥に何かが突き刺さってくる感じがして
「い、痛い…っ!!もうやだぁ!気持ちよくない!お風呂入る方が気持ちいい!!うぅ…痛い…グスン」
宇髄「お、お風呂…笑」
藤堂「お、お風呂…笑」
宇髄「ごめんごめん!ひなちゃん痛かったな。これで指奥まで入ったからな。しばらく動かさないから深呼吸できるか?」
藤堂「ひなちゃん1回落ち着こうか。大丈夫大丈夫。もうこれ以上は痛くならないから。ね?泣かないで。先生と一緒に深呼吸しようか。はい、吸ってー…、吐いてー…、吸ってー…」
「うぅっ…スー…ヒック、ハー…痛っ、スー…ハー…グスン…」
藤堂「そうそう。上手上手。そのまま呼吸続けてみよう。」
「スー…ハー…グスン、スー…ハー…グスン…」
あそこが痛くて涙が止まらない。
でも、自分でどうしようもできないから、先生たちの言うこと聞くしかない。
深呼吸するたびに痛みが走りそうで怖いのに…