ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第52章 検査と再発
「ということで、今からこの膣鏡入れるぞ。痛くないようにするから力抜いててな。いくぞー?」
と宇髄先生があの銀色の器具をわたしのあそこに沈めていく。
「んっ……んぅ…、ぁ、いっ……」
「ひなちゃん痛い?」
「ちょ、ちょっと…」
「力抜いてごらん。」
「スー…ふぅ〜……」
「そうそう。そのまま呼吸して力抜いててな。ちょっと広げるぞー。」
宇髄先生が何してるのかわかんないけど、あそこの異物感がすごくて苦しくて気持ち悪い。
早く終わって…
「ひなちゃん、今からちょっとだけチクってするかもしれないけど、動かないで少し我慢してな。」
と言われて、
「んっ…、痛っ…。」
なんとなくあそこの奥に何か当てられてるような感じがして、確かにチクってする。
「ごめんなー、もう終わるぞー…、はい、終わり。」
と痛みから解放されて、変な器具も抜いてくれた。
「これで検査はおしまいだからな。ベッド止まったら着替えて出てきてな。」
「はい…」
そして、ウィ〜ンと椅子が止まって、着替えて、カーテンを開ける。
「ひなちゃんお疲れ様。ちょっと疲れたか?」
「はい…、少し…。」
なんて言いながら病室に戻ってきた。
ベッドに横になると、宇髄先生が頭をぽんぽんとしてくれる。
「検査、頑張ってえらかったぞ。今身体しんどくないかな?大丈夫?」
「はい。大丈夫です…」
「また夕方か夜になったら来るからな。お昼ご飯しっかり食べてゆっくりしといてな。」
「はい。ありがとうございました。」
はぁ…
検査結果どうなんだろう。
また後で来た時に言われるのかな。
でも、100%治療しなきゃだよね…