
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第52章 検査と再発
「ぁ、あの…そ、それ入れるんですか…?」
「あぁ。大丈夫、痛くないようにするから。」
いや、痛くないとかじゃなくて無理だと思う!!
「う、宇髄先生、そもそも入らないと…。そんな、お、オシッコ…するところに指もきついのに…」
「…ん?ひなちゃん、なんて言った?」
「だ、だから、入らないと思います…。」
「いや、その後だ。おしっこするとこに入れるって言った?」
「え?は、はい…。ごめんなさい、恥ずかしいこと言って…。」
あぁ、もうやだ。
穴があったら入りたい…
「別に恥ずかしいことじゃないから気にしなくていいんだが、ひとつ間違えてることがある。」
「え?」
「おしっこ出るとこと膣は別だぞ?おしっこは尿道口から出るんだよ。尿道口は膣口とクリトリスの間のここ。膣はこっち。」
って宇髄先生が説明しながら触ってくる。
「んっ…!んん…っ、わ、わかりました…!!」
なんで体のレクチャー始まってるの…?
もうやだ、恥ずかしい。
わたしが知らなかったからかな。
教えてくれるのはいいけど教え方が…、
とにかく恥ずかしいっ!
「わかったか?ま、医大行けば嫌でもまた覚えさせられるからな。笑」
やっぱり。
宇髄先生はわたしが医者になることを意識して話してるんだ。
気が早すぎると思うけど。
それに今わたし患者なんだけど…。
