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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第53章 2度目の治療

-宇髄side-




コンコンコン___


「ひなちゃ…」




…いない。トイレか?



いいや、待て。

胸がざわついて、嫌な予感しかしない。

まさか逃げられたか…?



俺はすぐに病室を飛び出して医局に向かった。




「まこちゃん!ひなちゃんトイレいないか見て来て。いなくなった。」



「えっ…?わ、わかりました!」




まずは手前のナースステーションでまこちゃんに声をかけ、そして、藤堂に電話をかけながら、小児の医局に入る。




"プルルップルルッ…"

コンコンコンッ___

ガチャッ___




五条「宇髄先生?」
神崎「宇髄先生?」
藤堂「はい、藤堂です。」



「ひなちゃんがいなくなった。」



『え?』




目の前では五条と神崎が、電話越しに藤堂が、全員声を揃える。

そして、スマホの通話をスピーカーにした。


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