ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第53章 2度目の治療
「ハァハァ…ゴッ…、ヒューヒューッ…ゴジョ、セン…ゴホゴホッ…ハァハァ、ハァハァ、ヒューヒュー…ハァハァ……」
藤堂「ひなちゃんマスクつけるよー。」
藤堂先生に酸素マスクをつけられて話せなくなったひなは、うっすら開けた目の隙間から必死に俺を見つめてくる。
「お前はバカか!しんどくなるに決まっとるだろが!こうなることがわからんかったか!?」
と言うと、ひなの目から涙が溢れた。
「ハァハァ、ヒューヒュー…ゴホッ…、ハァハァ……ヒューヒュー…」
宇髄「五条、叱るのは一旦後にしてやれ。元気になったらいくらでも叱ってやったらいい。」
「…すみません。」
もう咳もあまり出ないほどに喘鳴が酷く、ひなはただ苦しそうに胸をヒューヒュー言わせてる。
そして、処置を終える頃ひなはまた眠りについて、病室のベッドに連れてきた。