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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第53章 2度目の治療

-ひなのside-




藤堂「ひなちゃん、マスク外すね。どう?苦しくない?」



コクッ…



屋上で倒れちゃってから3日後。

40度まで上がった熱は37度台まで下がった。




藤堂「胸の音聴くよ。」




ぼーっとしてると、藤堂先生がボタンを開けてくれて聴診してくれる。

せっかく屋上に行ったのに、いつの間にか部屋に戻って来ちゃってて、酸素マスクがつけられてた。

身体が熱くて胸も苦しくて、結構具合悪くなっちゃったせいか今はみんな優しいけど、きっと、元気になったら先生たちに怒られると思う。

それに、治療もやらなきゃいけない。



だから今は、このちょっと具合悪いくらいが続けばいいな〜とこっそり思ってたりする。




藤堂「ひなちゃん、まだお熱あるし胸の音も良くないからたくさん寝るんだよ。また来るからね。」




コクッ…



そして藤堂先生が部屋を出て、身体も起こせないのでわたしはお言葉に甘えて眠りについた。


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