テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第53章 2度目の治療



_____1週間後




ウィ〜ン…



もうこの音がしてるということは、言うまでもないんだけど…

わたしは今、あの動く椅子の上。



あれから熱が下がって、それはそれはもう宇髄先生にも藤堂先生にも、そしてもちろん五条先生にもこっぴどく叱られた。

3人並んで鬼の血相で、今までで1番怖かった。

宇髄先生と五条先生はわかるけど、藤堂先生にも怒鳴られたんだから。

本当に恐怖で涙も出ないくらい怖かった。



その後しばらく1人で反省させられてから、藤堂先生と宇髄先生がまた病室に来て、身体は大切にしようって、きちんと身体に向き合おうっていつもみたいに優しく話してくれた。

そして、わたしの気持ちも全部聞いてもらって、今回は治療まで少し時間が欲しいって伝えた。


じゃないとまた逃げ出したくなりそうだったから。


怒られたし、迷惑かけたし、きちんと治療受けるために覚悟したかったから。



それで、数日間待ってもらって、治療頑張ろうって気持ちになって、なんとか今ここにいる。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ